百科事典マイペディア 「ウィットねじ」の意味・わかりやすい解説
ウィットねじ
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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…このような近代的生産様式がさらに進行するにつれ,この工程の問題に,さらに多量生産化の必然的な要請としての,製品の互換性の問題が次いで発生してきた。この時期におけるフランスのル・ブランLe Blancによる限界ゲージの発明(1785ころ),J.ホイットワースの提案に基づくねじの規格化(ウィットねじ,1841)などは,特筆に値するといえよう。 この時期に至って,技術者の製図に対する重要性の認識はきわめて明確となってきた。…
…現在のものと変わらないねじ切り旋盤をつくり,これによって締結用ねじおよび運動用ねじの大量生産の技術を確立したのは,これまたモーズレーの弟子であったJ.ホイットワースである。彼はさらにそれまで各自がばらばらに製造していたねじを規格化することを試み,彼の提案に基づいて1841年ウィットねじと呼ばれるねじ規格が制定された。 切削加工によるねじの製造とともに,塑性加工による製造も19世紀中ごろから試みられたが,転造による精密なねじの製造が可能になったのは1930年代の終りになってからである。…
※「ウィットねじ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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