百科事典マイペディア 「ウィレム[1世]」の意味・わかりやすい解説
ウィレム[1世]【ウィレム】
→関連項目エグモント[伯]|マウリッツ
ウィレム[1世]【ウィレム】
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…16世紀前半,ナッサウ家の長男ヘンドリック(ハインリヒ)3世はネーデルラントを含むライン左岸の領地を相続し,ハプスブルク家に仕え,結婚により南仏オランジュOrange(オラニエ)公領を手に入れた。次男のウィレム(ウィルヘルム)はライン右岸領すなわちナッサウ家伝来の領土を得た。ウィレムの子ウィレム1世(1533‐84)は父の領土を相続し,1544年伯父ヘンドリック3世の子ルネが没すると,ナッサウ家に伝わる全領土を継承してオラニエ=ナッサウ公家の創設者となった。…
…〈海乞食〉(乞食団)の蜂起による反乱側のホラント,ゼーラント両州占拠(1572)を経て,ネーデルラント北部の7州は,1579年ユトレヒト同盟を結成し,81年スペイン人に対する独立を宣言した。反乱の指導者オラニエ公ウィレム1世が84年暗殺されると,オルデンバルネフェルトが共和国の政治を指導し,オラニエ公の遺子マウリッツを指揮官にスペイン軍と戦い,1609年にはスペインと12年間の休戦条約を結んで実質的な独立を達成した。オランダ共和国(正式にはネーデルラント連邦共和国)は独立の達成とともに,ヨーロッパで最も富裕な商業国家になった。…
…1830年8月にフランスの七月革命に触発されて勃発したベルギー独立革命と,それに続くオランダ対ベルギー,フランス,イギリスの戦争をいう。ウィーン会議(1814‐15)の結果フランスから切り離され,国民の意志に反してウィレム1世を国王とするネーデルラント王国に編入されたベルギーでは,その非民主的政治体制,とりわけベルギーに対する差別や,オランダ商業資本の利益に沿いベルギー産業資本をイギリスの競争にさらす自由貿易政策に対するブルジョアジー=自由主義者の不満が高まった。また保守派のカトリックも,カルバン派の国王による公立学校設置(教育の教会からの分離),国家による聖職者養成に反抗し,1828年以来両者は統一同盟を結成するにいたった。…
…16世紀前半,ナッサウ家の長男ヘンドリック(ハインリヒ)3世はネーデルラントを含むライン左岸の領地を相続し,ハプスブルク家に仕え,結婚により南仏オランジュOrange(オラニエ)公領を手に入れた。次男のウィレム(ウィルヘルム)はライン右岸領すなわちナッサウ家伝来の領土を得た。ウィレムの子ウィレム1世(1533‐84)は父の領土を相続し,1544年伯父ヘンドリック3世の子ルネが没すると,ナッサウ家に伝わる全領土を継承してオラニエ=ナッサウ公家の創設者となった。…
… ネーデルラント住民はフェリペがスペイン流の異端審問所をこの地方に導入することを恐れ,伝統的に享受してきた自治の特権が侵犯されることを警戒した。ことにこの地方で大勢力を張ってきたオラニエ公ウィレム1世,エフモント公ら大貴族は,統治の中枢から排除されることを恐れ,政庁に公然と反抗を開始した。66年,数百名の中小貴族がブリュッセルに集まって盟約を結び,執政パルマ公妃マルガレータに面会して新教禁止の緩和を訴え,乞食団を結成した。…
… スペイン国王フェリペ2世(在位1556‐98)の中央集権政策に対して身分的,地域的諸特権を擁護する貴族や都市の反抗,また厳酷なカトリック政策に対する新教徒や寛容派の反抗はすでに1560年前後に始まった。まず司教区制の改革をめぐる紛議ではオラニエ公ウィレム1世,エグモント伯ら上級貴族が結束し,64年執政パルマ公妃マルガレータ(マルハレータ)Margarethaの側近筆頭グランベルA.P.de Granvelleを退去させたが,65年いっさいの政策変更を峻拒した王の〈セゴビア書簡〉を契機に反抗の主導権は下級貴族の手に移り,その〈貴族同盟〉は66年4月請願書を執政に提出して宗教迫害の停止を求めた。これに勢いを得たカルバン派は組織活動を一段と強め,また折からの経済危機を背景に同年夏,聖像破壊(イコノクラスム)の暴動が西フランドルから各地に波及すると,民衆運動に恐怖した多くの貴族は執政と協定して同盟を解散し,立ち直った政府はカルバン派の反乱をことごとく鎮圧して,オラニエ公ら多数が亡命を余儀なくされた。…
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