ウェルラミウム(英語表記)Verulamium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェルラミウム」の意味・わかりやすい解説

ウェルラミウム
Verulamium

古代ローマの属州ブリタニア都市。現在のロンドン北方セントオールバンズ近隣に位置した。古くからケルト系のカツウェラウニ人の都市であったが,1世紀にローマがブリタニアを征服して以来繁栄。当時の市壁の一部や円形劇場家屋などが残っている。4世紀にローマの支配が動揺するとともに衰え,5世紀には廃虚となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android