ウズオビムシ

百科事典マイペディア 「ウズオビムシ」の意味・わかりやすい解説

ウズオビムシ

鞭毛(うずべんもう)虫目ウズオビムシ科の原生動物総称。ウズオビムシ類とツノオビムシ類とが含まれる。体は円形,西洋ナシ形や錨(いかり)形で,隆起板が体の中央をとりまく。殻長30〜500μm。海,池,湖でプランクトン生活をし,海生のものはときに異常増殖を行って赤潮主因となるものがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウズオビムシ」の意味・わかりやすい解説

ウズオビムシ
Peridinium

原生生物界アルベオラータ門ウズオビムシ科ウズオビムシ属に含まれる種類の総称。体の輪郭五角形で,表面多くの殻板で覆われる。殻板には縦溝と横溝があり,それぞれ1本ずつ鞭毛が入っている。淡水産と海産のものがあり,浮遊生活を行なっているが,まれに 1種が異常に増殖して赤潮になることもある。

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