エドワード8世

改訂新版 世界大百科事典 「エドワード8世」の意味・わかりやすい解説

エドワード[8世]
Edward Ⅷ
生没年:1894-1972

イギリス国王。在位1936年。ジョージ5世長男皇太子時代,海軍に入り第1次世界大戦に従軍。戦後世界各国を歴訪し,帰国後国内を視察,上下各層と交わり社会問題に関心を示した。1936年国民の期待を集めて即位したが,離婚歴を持つアメリカ生れのシンプソン夫人との結婚を決意し,同年王位を捨て国外に退去ウィンザー公Duke of Windsorとして彼女と結婚した。
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山川 世界史小辞典 改訂新版 「エドワード8世」の解説

エドワード8世(エドワードはちせい)
Edward Ⅷ

1894~1972(在位1936)

イギリス王。ジョージ5世の長男で皇太子として人気があった。父の死後即位したが,シンプソン夫人との結婚問題のため退位,弟ジョージ6世に位を譲り,ウィンザー公の称号を与えられパリに居住した。第二次世界大戦中はバハマ諸島総督を務めた。

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20世紀西洋人名事典 「エドワード8世」の解説

エドワード8世


ウィンザー公を見よ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のエドワード8世の言及

【シンプソン夫人】より

…1927年アメリカ合衆国海軍士官と離婚,翌年ロンドンの船舶業者アーネスト・シンプソンと再婚し,ロンドンの社交界の花形となる。31年に知り合ったイギリス皇太子は,36年エドワード8世として即位したが,彼女との結婚を望み,同年退位しウィンザー公と称した。彼女は同年離婚,翌37年フランスで公と結婚して,世界的な話題をまいた。…

※「エドワード8世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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