エリザベス[2世](読み)エリザベス

世界大百科事典 第2版 「エリザベス[2世]」の意味・わかりやすい解説

エリザベス[2世]【Elizabeth II】

1926‐
イギリスウィンザー朝女王。ジョージ6世の長女。王女時代,第2次世界大戦中に予備国防軍に志願して国民から慕われた。1947年ギリシア王室出身のフィリップマウントバッテン(エジンバラ公Duke of Edinburgh,1921‐ )と結婚。妹のマーガレット王女と二人姉妹で兄弟がなかったため,52年父王の死後即位し,翌年盛大な戴冠式が挙行された。国民の王室に対する期待が,大英帝国の頃とは著しく変化してきている現在,女王はイギリスおよびイギリス連邦首長として,忠実にその象徴的任務に従い,国事に参加してスピーチを行うほか,世界各国を親善訪問し,75年には公式に日本を訪れている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

百科事典マイペディア 「エリザベス[2世]」の意味・わかりやすい解説

エリザベス[2世]【エリザベス】

英国女王。ジョージ6世の子。1947年エディンバラ公と結婚,1952年即位,1953年戴冠式挙行。3男1女があり,長男チャールズは1969年立太子。
→関連項目イギリス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内のエリザベス[2世]の言及

【カナダ】より

…この原則とそれにもとづく内閣制度に関しても制定法はなく,内閣や首相の職席は政治慣習にもとづき存続しているものである。
[政治制度と政治過程]
 カナダはエリザベス2世女王を元首とする連邦制の立憲君主国家である。形式的に政治権力のすべての執行権は女王に帰属するが,〈君臨すれども統治せず〉というイギリスの憲法慣習がカナダでも踏襲される。…

※「エリザベス[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

少子化問題

少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...

少子化問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android