エレア派(読み)エレアは(その他表記)Eleatics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エレア派」の意味・わかりやすい解説

エレア派
エレアは
Eleatics

前6世紀の後半南イタリアのエレアに起った哲学一派クセノファネスパルメニデスゼノン,メリッソスらが代表者。その学説は存在のあらゆる有限な規定性,変化を否定し,無規定的で変転しない純粋な存在のみを認める一元論である。創始者クセノファネスは神を一者と呼んで多神教を攻撃し,この派を体系化したパルメニデスは,純粋な唯一の存在という概念を多様性の概念に鋭く対立させ,それに向う純粋な思考を唯一の確実な認識とした。ゼノンはこの一者の概念を最も純粋に抽象し,一と多の対立を明確にした。彼はその学説を鋭い論理により擁護しており,アリストテレスによって弁証法の創始者といわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む