オウバク

百科事典マイペディア 「オウバク」の意味・わかりやすい解説

オウバク(黄柏)【オウバク】

日本で黄連とともに用いられるベルベリン含有の代表的生薬の一つ。キハダまたは他の同属植物コルク層を除いた樹皮グラム陽性菌グラム陰性菌淋(りん)菌に強い抗菌作用を示し,健胃整腸・収れん剤の原料漢方医学では清熱薬(一種抗炎症薬)とし,また日本の寺院で売られている売薬陀羅尼助(だらにすけ)〉はオウバクの水製エキスを原料としている。煎(せん)剤として内服。
→関連項目胃腸薬キハダ(植物)健胃薬

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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