オコナー(英語表記)O'Connor, Flannery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オコナー」の意味・わかりやすい解説

オコナー
O'Connor, Flannery

[生]1925.3.25. ジョージアサバナ
[没]1964.8.3. ジョージア,ミレッジビル
アメリカの女流作家。アイルランド系カトリック信者の家に生れ,1945年ジョージア州立女子大学,47年アイオワ州立大学修士課程修了。その後しばらくニューヨークに出ていたが,不治の病にかかり結局ジョージア州に戻り,ミレッジビルの農場に落ち着いて,激しい情熱にあふれた南部独特の宗教小説を書いた。主著は南部の田舎町を舞台にしたゴシック小説的な2作,『賢い血』 Wise Blood (1952) ,『烈しく攻むる者はこれを奪う』 The Violent Bear it Away (60) 。ほかに,短編集『善人は見出しがたし』A Good Man is Hard to Find (55) ,『起ることの一切は,一点に集中せねばならぬ』 Everything That Rises Must Converge (65) ,死後出版のエッセー集『神秘と風習』 Mystery and Manners (69) など。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「オコナー」の解説

オコナー
Feargus Edward O'Connor

1794~1855

アイルランド出身のチャーティスト運動指導者。1832年下院議員となったが,35年議員資格がないとされ,『ノーザーン・スター』紙を発刊。47年再び下院議員となった。チャーティスト運動において,実力行使可能性を否定しないフィジカル・フォース立場をとった。

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