デンプン質にゼラチンを混ぜてつくる薄い透明な紙状のもの。「食べられる紙」eatable paperともよばれ、薬用のほか、飴(あめ)などの菓子類の包装用としても利用される。服用後は容易に溶ける。薬用のオブラートは円形で、厚さ0.01~0.15ミリメートルほどである。
語源は、ラテン語のoblatus(円面の)からきたもので、いまでもその形が残されている。オブラートの始まりは古く、ドイツでキリスト教の祭壇に供える聖なるOblate(ウェファーに似た小型のパン)に散薬を包んで内服したのが最初とされる。かつては、こうした硬質オブラートであったが、現在では、ほとんどが軟質オブラートとなっている。なお、日本でオブラートが市販されたのは、大正初期といわれている。
[山根信子]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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