オーデル‐ナイセ線(英語表記)Oder-Neiße Linie

山川 世界史小辞典 改訂新版 「オーデル‐ナイセ線」の解説

オーデル‐ナイセ線(オーデル‐ナイセせん)
Oder-Neiße Linie

第二次世界大戦後設けられたドイツポーランド国境で,オーデル川とその支流ナイセ川をつらねる線。1945年8月2日のポツダム協定で定められたが,形式上その最終的決定はのちの平和条約に委ねられた。1950年7月ドイツ民主共和国とポーランドはゲルリッツ協定でこの国境に同意し,ドイツ連邦共和国も70年12月のワルシャワ条約でこれを承認したが,最終的には東西ドイツ統一後の90年11月14日,ドイツ‐ポーランド間の条約で確認された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android