カインツ
かいんつ
Joseph Kainz
(1858―1910)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
カインツ【Josef Kainz】
1858‐1910
1880年代から20世紀初頭のドイツ演劇界を代表する名優。シェークスピア,シラー,ゲーテなどの古典劇の主役を演じ,その巧みな性格描写と絶妙な科白(せりふ)まわしで一世を風靡した。主としてベルリンのドイツ座に出演していたが,勃興しつつある自然主義演劇とは肌合いがあわず,O.ブラームのドイツ座を去り,1899年以降はウィーンのブルク劇場により,独自の演技様式を確立した。【上田 浩二】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
カインツ
Kainz, Friedrich
[生]1897.7.4. ウィーン
[没]1977.7.1. ウィーン
オーストリアの哲学者,美学者。 1939年ウィーン大学教授。主著"Personalistische Ästhetik" (1932) ,"Vorlesungen über Ästhetik" (1948) ,"Psychologie der Sprache" (1941~69) 。
カインツ
Kainz, Josef
[生]1858.1.2.
[没]1910.9.20.
ドイツの俳優。マイニンゲン劇場で修業し,ウィーンやドイツ各地で出演。 1883年ベルリンのドイツ座に,99年にはウィーンのブルク劇場に移る。美声とよく通るせりふ,役柄の深い把握によって,すぐれた演技を見せた。ハムレット,ロミオ,シラノなどが持ち役。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
カインツ
生年月日:1897年7月4日
オーストリアの哲学者,美学者
1977年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報