精選版 日本国語大辞典 「カタル」の意味・読み・例文・類語
カタル
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病理学的にはカタル性炎といい、組織の損傷を伴わない粘膜の漿液(しょうえき)性炎を意味する。生体組織における炎症のうち、滲出(しんしゅつ)現象が著明なものを滲出性炎とよび、滲出物の性状や種類によって漿液性炎、線維素性炎、化膿(かのう)性炎などに分類するのが医学、病理学での習慣である。漿液性炎とは黄色調の透明な液体の滲出を主とする炎症で、その液体は血清とほぼ同様な組成で、タンパク質に富み、比重も高い。鼻腔(びくう)から液体が流れ出る鼻カタルが一例であり、カタルの語源は、ラテン語の流れ下るという意味のカタルスcatarrhusに由来するといわれる。「カタル性」のつけられた炎症には、消化器病のグループに含まれるものが多い。すなわち、口腔粘膜の感染や全身の抵抗力減退などが誘因となっておこるカタル性口内炎、急性胃炎とほぼ同義語として用いられるカタル性胃炎、サルモネラ菌・ブドウ球菌などの感染や飲食の不摂生などによる腸粘膜の炎症性浮腫(ふしゅ)、あるいは粘液の多量の付着をおこすカタル性腸炎などがその例である。この炎症で、白血球の滲出が強い場合は化膿性カタルとよび、上皮の剥脱(はくだつ)が著しい場合は剥離性カタルという。
[渡辺 裕]
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
アラビア半島からペルシア湾側に突出する半島。住民の多くはアラブ人ムスリムで,ワッハーブ派を奉ずる。19世紀後半にサーニー家の支配が確立し,イギリスの保護国となったのち,1971年独立した。首都はドーハ。天然真珠採取を主産業としていたが,現在は石油が経済の柱であり,世界最大級の天然ガス田を有する。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...
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