カモ

百科事典マイペディア 「カモ」の意味・わかりやすい解説

カモ(鴨)【カモ】

カモ科の鳥のうち,一般に体が小さく,首があまり長くなく,雌雄色彩を異にするものをいう。分類学上のまとまった群ではない。水鳥で泳ぎが巧み。足指にはみずかきがある。巣は地上,樹洞などに作られ,雌の羽毛を敷く。雌のみ抱卵。雛(ひな)は早成性で孵化(ふか)したときには綿毛がある。日本には35種。冬鳥として渡来するものが多い。主として淡水にすむものにマガモ,カルガモ,オナガガモ,トモエガモ,海産種にキンクロハジロ,スズガモ,クロガモなどがある。→カモ猟
→関連項目谷津干潟

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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