940頃~1132頃
中央アジアを支配したトルコ系の王朝。トルコ族最初のイスラーム王朝といわれ,それはバラサグン出身でカシュガルを支配したサトゥク・ボグラ・ハン(?~955)が改宗したという伝説に始まる。999年,マー・ワラー・アンナフルを征服し,サーマーン朝を滅ぼして,トルコ族の拡大を実現したが,アム川を西へ越えていくことはなかった。この王朝によって中央アジア西部はイラン・イスラーム世界からトルコ・イスラーム世界に変質し,11世紀には中央アジア東部の仏教世界であったホータン方面をイスラーム化して,西ウイグル王国と境を接した。多数の貨幣を発行したほか,トルコ語による文化を開花させたが,12世紀にカラキタイに征服された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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