カルナティック(読み)かるなてぃっく(その他表記)Carnatic

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルナティック」の意味・わかりやすい解説

カルナティック
かるなてぃっく
Carnatic

インド東海岸南部、タミル・ナド州の歴史的地方名。東ガーツ山脈コロマンデル海岸に挟まれ、カーベリ・デルタを中心とした平野部をさす。イギリス人がより西方の地方名カルナータカを誤ってよび、それがなまってカルナティックとなった。古代から南インド最大の米作穀倉地帯として、諸王朝の紛争の地であった。14世紀からイスラム教徒支配下に入り、17~18世紀初頭には、この地方のナワーブ(大守)の領地であった。その後、イギリス、フランスの抗争カルナータカ戦争の舞台となった。

中山修一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む