ガマ

デジタル大辞泉 「ガマ」の意味・読み・例文・類語

ガマ(Gama)

バスコ=ダ=ガマ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ガマ」の意味・わかりやすい解説

ガマ

ポルトガル航海者インド航路開拓者。1497年7月,4隻の船隊を指揮してリスボン出発喜望峰を回り,1498年5月インドカリカットコジコーデ)に到着した。1502年―1503年には第2次の航海を行う。のちインド総督として派遣されるが,その直後病死。
→関連項目カブラルカモンイスカリカット紀行文学大航海時代ポルトガルマヌエル[1世]リスボンリンポポ[川]

ガマ

ヒキガエル

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガマ」の意味・わかりやすい解説

ガマ
Gama, José Basílio da

[生]1740. ミナスジェライス,チラデンテス
[没]1795. リスボン
ブラジルの詩人リオデジャネイロイエズス会学校で学んだが,1759年ポルトガルの宰相ポンバル侯によるイエズス会追放の際,ポルトガルで逮捕され,アンゴラに追放された。南アメリカの先住民教化村をめぐるスペイン=ポルトガル間の戦いを描いた叙事詩ウルグアイ』O Uruguai (1769) はその名を不朽にした。

ガマ

ヒキガエル」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版 「ガマ」の意味・わかりやすい解説

ガマ【Vasco da Gama】

1469‐1524
ポルトガルの航海者。下級貴族の子としてポルトガル南部のシネスで生まれた。前半生のことはほとんどわからない。1497年インドに向かうポルトガル船隊の司令官となり,喜望峰を経由して翌年カリカットに到達した。1502年にもふたたび司令官となってインドに赴いた。その後24年になって歴代総督の失政を改革するためにインドに派遣されたが,その直後に病死した。したがって彼はもっぱらインド航路の開拓者として記憶されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ガマ」の解説

ガマ

ヴァスコ・ダ・ガマ

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ガマ」の解説

ガマ

ヴァスコ=ダ=ガマ

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典内のガマの言及

【アフリカ探検】より

…ポルトガルに希望を与える岬という意味である。V.daガマが国王のその期待にこたえた。彼は97年7月8日にリスボンを出港し,喜望峰をまわってインド洋をわたり,98年5月20日インドのカリカットに着いた。…

【イブン・マージド】より

…これらの著書は,いわばインド洋を舞台として数千年にわたって活躍してきたアラブ・ペルシア系航海民のもつ航海知識を精練し集大成したものであって,その高度な航海技術と精緻で詳細な地理的知識には驚くべきものがある。彼は1498年,バスコ・ダ・ガマの率いるポルトガル艦隊を東アフリカのマリンディからインドのカリカットまで案内したといわれるが,その事実は不明である。【家島 彦一】。…

【カリカット】より

…8世紀以来アラブ商人の進出によりインド洋交易が活発となるとともに,インド西海岸の重要港市として栄えた。1487年にはポルトガル人ペロ・デ・コビリャンPero de Covihamが来航し,98年には喜望峰回りでバスコ・ダ・ガマが東アフリカから乗せたヒンドゥー教徒を水先案内人として来航した。彼の上陸地点は北方約25kmのカッパードで,記念碑が建てられている。…

【大航海時代】より

…それによってベルデ岬の西370レグア(約2040km)の線を境界とし,その西側で発見された土地はスペインの,その東側で発見された土地はポルトガルの領土とすることとされた。ポルトガルでは97年マヌエル王の指揮下にバスコ・ダ・ガマの船隊が編成され,インドに派遣された。ガマの船隊は98年にインドのカリカットに到着し,99年にコショウを積んで帰国した。…

【モセルバーイ】より

…南からの風波を避けるのに好適な港として,また幾つかの美しい海水浴場のある保養地として知られる。1488年にバルトロメウ・ディアスが初めて立ち寄り,97年にはバスコ・ダ・ガマが寄港,1500年にはペドロ・ダタイデが嵐を避けて上陸した。このように南部アフリカにおいてポルトガル人航海者が最初に上陸した港として,歴史的に重要な町である。…

※「ガマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

暖冬

冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...

暖冬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android