ガルベ（英語表記）Richard von Garbe

改訂新版　世界大百科事典

ガルベ
Richard von Garbe
生没年：1857-1927

ドイツのインド学者。ケーニヒスベルク大学，チュービンゲン大学で正統バラモン哲学を講じた。ベーダ学，六派哲学の研究に優れ，主著としては，サーンキヤ哲学に関する最初の本格的な研究書《サーンキヤ哲学》（1894），《サーンキヤとヨーガ》（1896）等がある。日本のインド学者，仏教学者の中には，宇井伯寿をはじめ，彼に師事し，その堅実な文献学を学んだ人が少なくない。
執筆者：丸井 浩

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ガルベ
Garve， Christian

[生]1742
[没]1798
ドイツの哲学者。カントの『純粋理性批判』の批判者として知られている。主著"Versuch über verschiedene Gegenstände" (1792) 。

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