キノリン酸(読み)キノリンサン

化学辞典 第2版 「キノリン酸」の解説

キノリン酸
キノリンサン
quinolinic acid

2,3-pyridinedicarboxylic acid.C7H5NO4(167.12).キノリン過マンガン酸カリウムで酸化すると得られる.無色の針状晶.融点190~195 ℃(分解).徐々に加熱すると110 ℃ で分解する.エーテルエタノールに不溶,水に可溶.L-トリプトファン代謝物質であり,神経毒として作用する.[CAS 89-00-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「キノリン酸」の解説

キノリン酸

 C7H5NO4(mw167.12).

 トリプトファンからニコチン酸を生成する代謝経路の中間産物の一つで,脱炭酸してニコチン酸になる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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