改訂新版 世界大百科事典 「キブラ」の意味・わかりやすい解説
キブラ
qibla
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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アラビア語で,ムスリムが礼拝の際に向かう方向のこと。もとはイェルサレム神殿をさしたが,ヒジュラ後にメッカのカーバ神殿の方向に変更された。モスクにはキブラの目印としてミフラーブが設けられている。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…イスラムの礼拝堂モスクの四壁のなかで,とくに聖地メッカの方向に面する側の内壁に設けられるアーチ形のニッチ(壁龕)。主軸となる中央廊(幅広く一段高い)とキブラ壁との接点などに設置されることが多いが,小型のミフラーブが数基加えられることもある。イスラム教徒はメッカの方角(キブラ)に向かって礼拝を行うが,ミフラーブはキブラの表象といえる。…
…イスラムが大帝国をつくりあげたのちも,為政者たちは地政学的な理由からこの町を首都にすることはなかったが,宗教心あつく,敬虔な信者たちは,神の家とされるカーバのあるメッカに特別な憧憬の念をもちつづけ,優れた学識者たちがここに移り住んでいる。 すべての信者たちが礼拝を行う際のキブラ(礼拝の方角)にあたり,一生涯に一度は可能な限りここに巡礼を行うことが義務づけられているこの町は,信者たちの統一,連帯のために象徴的な役割を果たしている。カーバの一角に据えられた黒石は,ちょうど地上の時を確定するための方便として定められたグリニジ天文台の定点のように,信者たちの神との精神的交流のための定点となっている。…
※「キブラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
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