デジタル大辞泉 「キャップ」の意味・読み・例文・類語 キャップ(cap) 1 縁なし、また、前面だけにつばのある帽子。→ハット2 瓶などの栓やふた。広く、容器の口をふさぐものにもいう。3 万年筆や鉛筆など、筆記具にかぶせるさや。[類語](1)帽子・被り物・シャッポ・ハット・ソフト帽・かんかん帽・麦藁帽子・パナマ帽・制帽・学帽・角帽・チロリアンハット・テンガロンハット・トルコ帽・正ちゃん帽・山高帽子・シルクハット・中折れ・鳥打ち帽・鳥打ち帽子・ハンチング・ベレー・ボンネット・ビーニー キャップ 《「キャプテン」の略》チームなどの長。[類語]キャプテン・主将・大将 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「キャップ」の意味・読み・例文・類語 キャップ 〘 名詞 〙 ( 「キャプテン」の略 )① 左翼政党の下部組織の責任者。[初出の実例]「『ヒゲ』さう呼ばれてゐるこの同志は私達の一番上のポストにゐる重要なキャップだった」(出典:党生活者(1933)〈小林多喜二〉一)② 新聞記者など、取材グループの統率者。[初出の実例]「あいにく、警視庁の主任記者(キャップ)が北海道へ行ってゐて」(出典:黯い潮(1950)〈井上靖〉一)③ (広く)共同作業を行なう場合の統率者。[初出の実例]「木田が研究会のキャップの名前をいった」(出典:偽証の時(1957)〈大江健三郎〉) キャップ 〘 名詞 〙 ( [英語] cap )① ふちなしの、あるいは前部にひさしのついた帽子。[初出の実例]「ラッコ製キャプ盛に流行」(出典:開化評林(1875)〈岡部啓五郎編〉明治六年)② びん、缶などのふた。[初出の実例]「彼はカメラのキャップをはずし」(出典:白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉)③ 鉛筆、万年筆などの先にかぶせるさや。[初出の実例]「小さいキャップのついた女持ちの鉛筆があった」(出典:真理の春(1930)〈細田民樹〉頭の上の街)④ =きょうつうぶぶん(共通部分)② 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例