クラッカー
※春興倫敦子(1935)〈
福原麟太郎〉クリスマス前後「クラッカーを引張って盛に爆発させ」
③ くるみ割り器。
※
風俗画報‐二三九号(1901)
食堂「
胡桃など殻固ければとて、歯で噛み砕くは
無作法の極なり、宜敷、クラッカーを用ゐよ」
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デジタル大辞泉
「クラッカー」の意味・読み・例文・類語
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クラッカー
くらっかー
cracker
ビスケットの一種で、小麦粉、油脂類、塩、イースト、膨化剤などを混合し、薄く伸ばして焼いたもの。語源はクラックcrack(砕ける)からきたもの。塩味が主体で、かんだときにさくりと砕ける感触が特徴。膨化にイーストの発酵や膨化剤を用いる。代表的なソーダクラッカーはイーストと炭酸水素ナトリウム(重曹)を併用したものである。副材料によってチーズクラッカー、グラハムクラッカー(全粒粉入りクラッカー)、レーズンクラッカーなどの種類がある。クラッカーは塩味のもので、携帯食やスナックなど主食的に、またカナッペや菓子材料にも用いる。
[河野友美・山口米子]
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クラッカー【cracker】
ビスケットの一種。小麦粉を主材料にして板状に焼いたもので,くだけやすいためこの名がある。塩味のソーダクラッカー,チーズを入れたチーズクラッカーなどがあり,ふつう甘味はつけない。軽い食事やカナッペに用いる。なお,紙筒に糸をつけ,それをひくと大きな音をたてる爆竹の一種もこの名で呼ばれ,パーティなどでさかんに用いられる(癇癪玉(かんしやくだま))。ビスケット【西村 潔】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
クラッカー
システムやネットワークに不正に侵入し、プログラムの破壊や顧客情報を盗む、といった悪質な行為をする人のこと。クラックには、破壊する、亀裂を生じるという意味がある。ウィルスに感染させたり、プログラムの改ざん、データの盗用、プロテクトの解除などの悪事を働く犯罪者を指す。ハッカーも同様の意味で使われることがあるが、ハッカーは、もともとプログラムを解析(ハック)することが好きなコンピューター愛好家を指しており、クラッカーとは大きく異なる。
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知恵蔵
「クラッカー」の解説
クラッカー
卓越した知識と技術を持ち、個人的才覚の発揮によってコンピューター世界を切り開いてきた「ハッカー」に対して、ネットワークも含めた様々なシステムやソフトウエアをいたずら的、犯罪的に改変したり、そのためのツールを開発したりする者の総称がCracker(潰し屋)である。特に、商用ソフトウエアのプロテクト外しや、ユーザー登録(レジストレーション)を不要にする目的で改変を加える者をKrackerと綴る。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
クラッカー
cracker
小麦粉を主原料とする,甘くない薄型のビスケット。製造に発酵工程が入るため多少膨張し,食感はサクサクしている。一般的には塩味にし薄い硬焼にするため,間食的スナック食品として,またカナッペの土台などに用いられる。ソーダクラッカー,チーズクラッカー,グラハムクラッカー,クリームクラッカー,オイルスプレークラッカー,プレッツェルなどきわめて種類が多い。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
クラッカー【cracker】
洋菓子の一種。小麦粉に重曹(じゅうそう)・イーストなどの膨張剤や油脂などを加えた生地を、小型の円形や四角形の薄い板状に焼いたもの。多くは無糖で、薄い塩味のものが多く、そのまま、またはディップなどをつけて軽食に用いるほか、スープに添えたりカナッペの台にしたりする。◇音をたてて砕ける意の「crack」に由来する。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
クラッカー
小麦粉を板状に堅く焼いた菓子。くだけやすいところからこの名がある。バター,塩,牛乳などを加え,多くは無糖。重曹を入れたソーダクラッカー,チーズを入れたチーズクラッカーなどがある。軽い食事用,カナッペの台などにも使用。
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クラッカー
ネットワーク経由で他のコンピュータに不正にアクセスし、データを盗んだり破壊したりする悪人のことです。「悪いハッカー」というところです。ハッカーという語を擁護するためにあとから作られた言葉ですが、あまり使われていません。
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
クラッカー【cracker】
システムやネットワークに不正に侵入し、データを盗み見たり、プログラムを改ざん・破壊したりするなどの悪質な行為(クラッキング)を行う者。◇「クラッカ」ともいう。
出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報
クラッカー
ネットワークを通じて不正に外部から侵入し、悪さする者の事。他人のコンピュータのデータやプログラムを盗み見たり、改ざん・破壊などを行なう者。
出典 (株)ネットプロホームページ制作用語集について 情報
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
世界大百科事典内のクラッカーの言及
【癇癪玉】より
…すぐに怒ることをかんしゃくを起こすということから,怒りの爆発発作にかけてこの名がついた。英語ではクラッカー・ボールcracker ball。赤青黄などの色紙に火薬を包んであるので五色玉ともいった。…
※「クラッカー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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