クレロン(英語表記)Clairon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレロン」の意味・わかりやすい解説

クレロン
Clairon

[生]1723.1.25. コンデシューレスコー
[没]1803.1.29/31. リール
フランスの悲劇女優。本名 Claire-Josèphe-Hippolyte Léris (Leyris) de la Tude。 1743年コメディー・フランセーズで代役出演したラシーヌの『フェードル』で認められ,その後多くの悲劇に出演,ボルテールの作品も多く演じた。歴史考証を重んじて装置や衣装を改良,また初期の朗詠調のせりふをやめて,より自然で自由な演技を求めた。著書『イポリト・クレロンの思い出と劇芸術に関する考察』 Mémoires d'Hippolyte Clairon et Réflexions sur l'Art dramatique (1798/9) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android