クーロン(電気量の単位)(読み)くーろん(英語表記)coulomb

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

クーロン(電気量の単位)
くーろん
coulomb

国際単位系SI)の電気量単位。組立単位の一つである。1アンペア電流によって1秒間に運ばれる電気量で、記号はC。1948年この定義に変わったが、これは絶対クーロンで、それ以前のクーロンは0.999835絶対クーロンに相当する。クーロンという名称は1881年の国際電気標準会議でつけられたもので、度量衡制度にも功績のあったフランスの物理学者C・A・クーロンの業績にちなんでいる。

[小泉袈裟勝・今井秀孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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