グアダラマ山脈(読み)ぐあだらまさんみゃく(英語表記)Sierra de Guadarrama

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グアダラマ山脈」の意味・わかりやすい解説

グアダラマ山脈
ぐあだらまさんみゃく
Sierra de Guadarrama

スペイン中央部を東北東から西南西に走る山脈で、中央山系の東部をなす。長さ約200キロメートル。最高峰ペニャララ山(2430メートル)。地塁性の山脈で全体的に水平な古生層からなる。西はグレドス山脈、ガータ山脈に連なり、メセタ(内陸高原)を二分する。ソモシェラ峠(1440メートル)、グアダラマ峠(1511メートル)などによって北側のカスティーリャ・イ・レオン地方と結ばれる。

田辺 裕・滝沢由美子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グアダラマ山脈」の意味・わかりやすい解説

グアダラマ山脈
グアダラマさんみゃく
Sierra de Guadarrama

スペイン中部カスティリア地方を2分して北東から南西に延びる山脈。中央山系に属する。マドリード県の北西を限り,同県からカスティリアラビエハ地方へ通じるトンネル (2.3km) は 1963年開通した。最高峰はペニャララ (2430m) 。周辺には保養地スキー場が多い。

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