グリフォン

精選版 日本国語大辞典 「グリフォン」の意味・読み・例文・類語

グリフォン

(Griffon) 「グリュプス」の英語名。

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デジタル大辞泉 「グリフォン」の意味・読み・例文・類語

グリフォン(griffon)

グリュプス

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世界大百科事典 第2版 「グリフォン」の意味・わかりやすい解説

グリフォン【Griffon】

獅子胴体ワシの頭と翼のある幻獣。グリフィンGriffinともいう。コーカサス山中に棲(す)み,黄金を守るといわれている。ギリシア神話ではグリュプスGrypsといい,ゼウス,アポロンネメシスの車を引き,聖書ではエデンの園の門番をし,エジプトでは悪神セトの象徴,さらにバビロニア神話では水の悪魔ティアマトの信者の一人になっている。中世伝説では聖地エルサレムの〈グリフォンの爪〉は,病を治す魔力があると信じられていた。

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百科事典マイペディア 「グリフォン」の意味・わかりやすい解説

グリフォン

空想上の動物。グリフィン,グリュプス(Gryps。ギリシア語)とも。頭部前肢,翼が鷲で,胴と後肢ライオンオリエント起源で,工芸品装飾,陶器画などに現れる。ギリシア神話では,北方の国で黄金を守り,一つ目のアリマスポイ人と争ったという。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グリフォン」の意味・わかりやすい解説

グリフォン

グリュプス」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内のグリフォンの言及

【スフィンクス】より

…ギリシアのスフィンクスは,美しい顔と胸をもつ有翼の女性として表されており,これがメソポタミアの影響を受けたスフィンクスであることを示している。 スフィンクスに類似の空想的動物として,怪獣グリュプス(英語ではグリフォン)がギリシアの伝承中に何度か言及されている。これはワシの頭と翼,ライオンの胴をもつもので,ヘロドトスの《歴史》第3巻によればこの怪獣は北方の国で黄金を守護しているという。…

※「グリフォン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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