ケンブリッジ
(Cambridge)
[三] アメリカ
合衆国、オハイオ州東部の都市。
石炭・石油・天然ガスの
産地。
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ケンブリッジ
Cambridge
アメリカ合衆国,マサチューセッツ州東部の大学都市。チャールズ川をはさんでボストンの対岸にある。ハーバード大学,ラドクリフ女子大学,マサチューセッツ工科大学,スミソニアン天体物理学研究所,J.F.ケネディ記念図書館などがあり,同国の科学,産業の研究の中心地。 1630年マサチューセッツ湾会社によりニュータウンという植民地がつくられたが,36年にハーバード大学ができ,38年にイギリスの大学町の名前がつけられた。合衆国での印刷,製本の発祥地であり,合衆国建国の歴史に重要な役割を演じ,ロングフェローら数多くの文人,思想家ゆかりの地。 1912年にボストンとの間に地下鉄が開通してから工業化が進み,食料品,化学製品,電気器具,印刷,ゴム,皮製品,金属製品などの工場が立地するようになった。 50年頃から工場と住宅が郊外へ移動する傾向が強くなり,50年に 12万人をこえていた人口も現在 10万人を割り,人口減少を食止めるべく都市再開発が行われている。人口9万 5802 (1990) 。
ケンブリッジ
Cambridge
カナダ,オンタリオ州南部の都市。ハミルトンの北西約 35kmにある。オンタリオ半島の中央部にあり,1月の平均気温-5.5℃,7月の平均気温 20℃で,カナダとしては気候温和。 1816年頃に居住地が開かれ,シェーズミルズと呼ばれ,製粉と製材が行われた。 27年作家で,カナダの植民者であるスコットランド人 J.ゴルトにちなみゴルトと改称された。鉄鋼,機械,靴,プラスチック,繊維などが主要工業。 1973年西隣のプレストン町と合併してケンブリッジ市となった。人口 12万6748(2011)。
ケンブリッジ
Cambridge
アメリカ合衆国,メリーランド州の都市。チェサピーク湾東岸に位置する。 1684年港が築かれ,イギリスの同名の都市名で呼ばれた。初めの2世紀間は小さな港にすぎなかったが,その後設備が拡充され,1964年の掘削を契機に国際貿易も行われるようになった。おもに食品,木材などを扱う。 16km南にブラックウォーター国立野生生物保護区がある。人口1万 1514 (1990) 。
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「ケンブリッジ」の意味・わかりやすい解説
ケンブリッジ
英国,イングランド南東部,ケンブリッジシャー州の州都。ロンドン北方80kmにある。ウーズ川の支流カム川に臨み,古くから市場町,ケンブリッジ大学所在地として発展。11万8000人(2001)。
→関連項目アッテンボロー
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ケンブリッジ【Cambridge】
イギリス,イングランド中東部,ケンブリッジシャーにある大学都市で州都。人口11万4000(1993)。市名は〈カム川の橋〉を意味する。フェンランドの南,グレート・ウーズ川の支流カム川の中流に位置し,オックスフォードと並ぶイギリスの学術の中心であり,出版・印刷のほか電気機械,科学機械,セメントなどの工業も立地する。カム川の渡河点でかつ遡行限界点にあたるため,ローマ時代から城砦が建設され,アングロ・サクソン時代には行政・交易中心地となった。
ケンブリッジ【Cambridge】
アメリカ合衆国マサチューセッツ州北東部の大学都市。人口10万(1994)。チャールズ川を挟んでボストンの対岸にある。合衆国最初の高等教育機関として創立されたハーバード大学(1636創立)やマサチューセッツ工科大学(1861年ボストンに設立され,1916年この地に移転),ラドクリフ大学,レスリー大学があり,教育・研究の中心地。また,電気機械,科学用測定機器,ゴム製品,ガラス,電子機器,印刷・出版などの工業もある。
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世界大百科事典内のケンブリッジの言及
【地名】より
…また人物,宗教に関連した記念地名も多く,かつてのコンスタンティノポリス(コンスタンティヌス帝の都,現,イスタンブール)やサンフランシスコ(聖フランチェスコ)がその好例である。このほか個人,集団の所有観念と結びついた所有地名,〈あらしの岬〉を喜望峰と改名したような婉曲地名,河川の本来の名称はグランタGranta川であるのに,市名のケンブリッジCambridgeから逆成されたカムCam川を例とする民間語源地名などの類型をあげることができる。
[地名と歴史]
民族移動が活発であったヨーロッパでは,文献史料を欠く場合,地名研究によって各民族の定住地域や定住時期,社会組織などを解明することが可能である。…
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