世界大百科事典 第2版 の解説 コウカンチョウ【コウカンチョウ(紅冠鳥) red‐crested cardinal】 スズメ目ホオジロ科の鳥(イラスト)。全長約19cm,モズより少し小さい。羽色が美しいので,古くから飼鳥として輸入されている。雄は際だった冠羽をもち,頭部と冠羽,のど,上胸部は紅赤色である。背面は灰青色,腹面は白っぽい。雌は羽色が雄よりにぶい。幼鳥は頭部の紅赤色がなく,淡い褐色をしている。ブラジル南部からボリビアおよびアルゼンチン中部にかけて分布する。湿地性の低木林地帯にすんでいて,群れはつくらない。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報