コレギア・ピエタティス(その他表記)Collegia pietatis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コレギア・ピエタティス」の意味・わかりやすい解説

コレギア・ピエタティス
Collegia pietatis

フランクフルトアムマインのルター派牧師フィリップ・ヤーコプ・シュペーナーが 1666年頃から自宅で始めた祈りと聖書研究のための集会信徒の個人的・霊的成熟強調。教科書中心の正統主義からは受入れられなかったが,pietismすなわち敬虔主義運動 (→敬虔派 ) の源泉となった。名称は「敬虔 pietasの集い」の意。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコレギア・ピエタティスの言及

【シュペーナー】より

…このとき以来カルビニズム的理念に親しんだことは,自身はルター派にとどまったが,その教派をこえた実践的キリスト教確立の念願に結実する。フランクフルト・アム・マインでの牧師の間に〈コレギア・ピエタティスcollegia pietatis(敬虔の集い)〉を開く(1670)。のちドレスデンの宮廷牧師,さらにベルリンに移り同地で没する。…

※「コレギア・ピエタティス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android