コンスタンティヌス

百科事典マイペディア 「コンスタンティヌス」の意味・わかりやすい解説

コンスタンティヌス[1世]【コンスタンティヌス】

ローマ皇帝(在位306年―337年)。コンスタンティウス1世の子。ディオクレティアヌス退位後の混乱を収拾して帝国を統一した。ミラノ勅令を発して信教自由認め,自らもキリスト教徒となり,さらに教会内の紛争調停に努めた(ニカエア公会議)。330年新都コンスタンティノープルを完成し,ビザンティン帝国基礎を固めた。
→関連項目イスタンブール凱旋門コンスタンティーヌサン・ピエトロ大聖堂バチカンユリアヌス

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世界大百科事典(旧版)内のコンスタンティヌスの言及

【ひげ(髭∥鬚∥髯)】より

…さらに時代を下ればアーサー王のひげがあり,《ローランの歌》はカール大帝(シャルルマーニュ)の白ひげを繰り返し歌っている。東ローマ皇帝コンスタンティヌス4世はPogonatus(鬚皇帝)とあだ名され,キューバ革命を成し遂げたF.カストロはEl Barbudo(髭男)と呼ばれている。 ひげを敬った古代ギリシア人は医神アスクレピオスに金の髯を与え,神話中最強の英雄ヘラクレスにみごとな髭をつけただけではない。…

【コンスタンティヌス[1世]】より

…東の副帝ガレリウスに従ってペルシア遠征に加わり,戦功をあげた。305年ガレリウスが正帝となるに及んでコンスタンティヌスはその宮廷に人質としてとどめられる形となった。しかし西方正帝となったコンスタンティウスが息子の返還を請うたので,コンスタンティヌスはガレリウスの許可を待たずに,ブリタニアの父のところへ急行した。…

※「コンスタンティヌス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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