精選版 日本国語大辞典 「ゴシック」の意味・読み・例文・類語
ゴシック
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12世紀前半フランスのイル・ド・フランス地方で,ロマネスク様式の延長上に生まれた建築様式の呼び名。ゴシック建築は,大きな窓から光の差し入る明るい堂内,入念に積み上げられたヴォールト(曲面天井),聳(そび)え立つ尖頭など,ロマネスク建築とは外見上大きな違いが感じられるが,技術的進歩からいえば,その差は小さなものであった。第一に「交差リブ(オジーヴ)」で,ヴォールト天井を斜めに交差する対角線上にさらに補強の石材を付した。第二の「オジーヴ横断アーチ」は壁付きアーチに直交するアーチで,ヴォールト天井の分解,横圧力の分散を可能にした。第三は「フライイング・バットレス」で,天井の重量の生み出す壁への横圧力を,身廊外部に付けられたアーチおよび控壁に導いて分散させて支える方法であった。ゴシックは,フランスのアミアン大聖堂やランス大聖堂,ドイツのケルン大聖堂やウルム大聖堂など,都市の中心に聳える司教座聖堂に幾多の傑作を残している。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
(上間常正 朝日新聞記者 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
…インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派のうち東ゲルマン語に属し,現在は死語となっている。ゴート語の話し手であるゴート人は,1世紀の初めころまでに,南スウェーデンからバルト海をはさむ対岸のビスワ河口地帯に移住し,さらに東ゴート,西ゴートに分かれて南下し,2世紀の中ごろには黒海沿岸に到達したが,ゴート人のこのような早い時期におけるギリシア文化圏との接触により,4世紀の中ごろには西ゴートの司教ウルフィラによって聖書がギリシア語からゴート語に翻訳された。…
… カール大帝治下のカロリング朝では,古代復興政策の下に規則的で均衡のとれた明快なカロリング小文字Carolingian minusculeが使用され(《ゴデスカルク福音書》8世紀末,等),800年ころまでに帝国の諸工房に急速に普及した。しかし,12世紀末には書法は正硬な様式化へ向かい,いわゆる黒字体black letter(ドイツ字体)あるいはゴシック体Gothicが生まれた。細長い垂直線の勝ったコントラストの強いこれらの書体は,明快清朗なカロリング朝期の書体とは対照的に装飾的で,典礼書,ことに聖歌集においてその様式化は頂点に達した。…
…ここでは,4世紀初めのローマ皇帝によるキリスト教公認から,キリスト教の権威の揺らぎはじめた14世紀までの,西欧の音楽を扱う。なお,西洋音楽史では,おおよそ850‐1150年をロマネスク時代,1150‐1450年をゴシック時代と呼ぶことがある。また,今日いろいろ議論されてはいるが,13世紀をアルス・アンティカ(古技法)の時代,14世紀をアルス・ノバ(新技法)の時代と呼ぶ慣習もかなり普及している。…
※「ゴシック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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