日本大百科全書(ニッポニカ) 「ザルツァハ川」の意味・わかりやすい解説 ザルツァハ川ざるつぁはがわSalzach オーストリア北西部、ザルツブルク州を流れる川。ドナウ川最大の支流イン川の右岸に合流する支流。長さ220キロメートル、流域面積6704平方キロメートル。キッツビューエル・アルプスに発し、ホーエ・タウエルン山脈の北斜面の水を集め、ザルツブルク石灰岩山脈を横断して、ザルツブルク市街を貫流し、ザーラハ川との合流点を過ぎて、ドイツ・オーストリアの国境をなしてイン川に合流する。[前島郁雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザルツァハ川」の意味・わかりやすい解説 ザルツァハ川ザルツァハがわSalzach オーストリアとドイツの国境付近を流れる,イン川の支流。全長 225km。ザルツブルク州の西端,キッツビューラーアルペンに発し,ピンツガウ地方,ポンガウ地方の谷底の村々を流れ,ザルツブルク下流からドイツとオーストリアの国境をなし,ブルクハウゼン下流でイン川に合流する。イン川やエンス川に比べて水力発電所が少いが,中流部沿岸には,古くから金属鉱山や岩塩鉱山があり,谷筋に沿うアルプス山中の交通路も重要。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報