山川 世界史小辞典 改訂新版 「シャルル7世(勝利王)」の解説
シャルル7世(勝利王)(シャルルななせい(しょうりおう))
Charles Ⅶ (le Victorieux)
1403~61(在位1422~61)
フランス国王。百年戦争後期,非合法の王として即位(トロワの和約によりヘンリ6世が英仏王)。フランスの大半をイングランド軍に占領されたが,ジャンヌ・ダルクによるオルレアン救出,ランスでの戴冠(1429年)以後攻勢に転じ,翌年パリ入城,1453年カレーを除き全フランスからイングランド軍を駆逐(百年戦争終了)。ガリカニスムの確立(38年),ジャック・クールによる財政整備(36~50年),国王軍隊の創設(45年)など国民国家の形成に功績があった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報