シュパイアー大聖堂(読み)シュパイアーだいせいどう(その他表記)Speyerer Dom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュパイアー大聖堂」の意味・わかりやすい解説

シュパイアー大聖堂
シュパイアーだいせいどう
Speyerer Dom

ドイツ,中部ライン地方のシュパイアーにある大聖堂。 1030年神聖ローマ皇帝コンラート2世の命により起工,1061年にハインリヒ4世によって献堂されたラテン十字形プランのドイツ・ロマネスク建築を代表するバシリカ式聖堂。交差部とアプス両脇に方形の塔をもち,地下には重々しい円柱によって支えられたクリプトがあって,初期ロマネスクの重厚な建築様式を示している。身廊は元来平天井であったが,1082年以後,建築家ベンノによって横断アーチと交差ボールトがかけられ,さらに発展したロマネスク建築となっている。アフラ礼拝堂はハインリヒ4世のために 1111年に建造されたものであり,祭具室およびカタリネン礼拝堂はさらにのちの増築である。 1981年世界遺産の文化遺産に登録。

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