精選版 日本国語大辞典 「シードル」の意味・読み・例文・類語 シードル 〘 名詞 〙 ( [フランス語] cidre ) りんご酒。[初出の実例]「その男は頬ばったソーセージを、シードルで胃に送りこんだ」(出典:汚れた英雄 黄金篇(1968)〈大藪春彦〉大回転) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「シードル」の意味・わかりやすい解説 シードルcidre[フランス] リンゴ汁を発酵させてつくったリンゴ酒。英語ではサイダーcider,またはアップルワインという。原料リンゴは糖度,酸度ともに高く,渋みのあるものを使うことが多い。これをつぶすか,スライスして搾汁し,酵母を加えて発酵させ,清澄ろ過して瓶詰にする。炭酸ガスを注入するなどして発泡性にしたものもある。アルコール分はふつう4~7%程度であるが,補糖して発酵させたり,アルコール添加を行うなどして,アルコール分12%ほどにしたものもある。さわやかな酸味と甘みがあり,食前酒などにされる。また,これを蒸留してカルバドスなどのアップルブランデーがつくられる。執筆者:大塚 謙一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
百科事典マイペディア 「シードル」の意味・わかりやすい解説 シードル リンゴ酒とも。果実酒の一種。リンゴの果実を圧搾,その汁を発酵させて作る。炭酸ガスを吹きこんだ発泡(はっぽう)酒もある。アルコール分5%前後。英語ではサイダーというが,日本の清涼飲料水サイダーとは別物。フランスが主産地で特にノルマンディー産のものは有名。カルバドスはこれを蒸留したアップルブランデーである。→関連項目果実酒|サイダー 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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