ジェンティレ(その他表記)Giovanni Gentile

デジタル大辞泉 「ジェンティレ」の意味・読み・例文・類語

ジェンティレ(Giovanni Gentile)

[1875~1944]イタリアの哲学者・政治家。ローマ大教授。新ヘーゲル学派に属し、ヘーゲル弁証法の絶対的内在性を強調した。師であるクローチェに反して自由主義からファシズムへ転向し、ファシズムの代表的理論家となった。1922年から1924年にかけてファシスト政府の教育相として教育改革断行。のち、政敵によって暗殺された。「イタリア大百科事典」全35巻を編纂へんさん。著「ヘーゲル弁証法変革」「芸術哲学」「純粋行為としての精神の一般理論」など。ジェンティーレ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android