精選版 日本国語大辞典 「ジルコン」の意味・読み・例文・類語
ジルコン
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錐(すい)面の発達した正方柱状結晶で、単結晶あるいは放射状集合体をなす鉱物。粒状ないし塊状をなすこともある。火成岩の副成分鉱物として広く産する。花崗(かこう)岩ペグマタイト中のものは放射性元素を含んでおりメタミクト状態(一種の非晶質状態)になっていることがある。ほかに変成岩の副成分鉱物として、また堆積物(たいせきぶつ)中に重鉱物として濃集することもある。透明で美しい色をしたものは宝石として利用される。語源はアラビア語のzarqunであり、これは金色を意味するペルシア語に由来していると考えられている。
[松原 聰]
Zr(SiO4).ヒヤシンス鉱ともいう.ネソケイ酸塩.深成岩,変成岩中に副成分鉱物として含まれる.正方晶系,空間群 I4/amd.格子定数 a0 = 0.660,c0 = 0.598 nm.へき開{110}不完全.硬度7.5.密度4.6~4.7 g cm-3.赤褐色~黄色.還元環境で強熱すると無色透明になる.一軸性正.ω 1.923~1.960,ε 1.968~2.015,ε-ω 0.042~0.065.Zrの一部がU,Thで置換されているとメタミクト化している場合が多い.また,天然のジルコンはつねにHfをある程度含んでおり,Hf/Zrが0.6のものも見いだされている.人工的にはZrO2とSiO2を150~700 ℃ の範囲で水熱合成して得られる.
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[1864~1915]ドイツの精神医学者。クレペリンのもとで研究に従事。1906年、記憶障害に始まって認知機能が急速に低下し、発症から約10年で死亡に至った50代女性患者の症例を報告。クレペリンによっ...
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