イギリス,ロンドンの北西160km,ウォリックシャーの田園に囲まれた田舎町。正式にはストラトフォード・オン・エーボンStratford-on-Avon。人口約2万1000(1981)。シェークスピアの生地として名高い。エーボン川に面した古い市場町として中世以来の歴史をもつが,近年は観光地として発展してきている。旧市内および近郊には1564年にシェークスピアの生まれた家(現在は博物館)や晩年の彼が1616年に世を去るまで余生を送った邸宅ニュープレースの跡(現在は公園)をはじめ,文豪ゆかりの教会,学校,民家などが残されており,教区教会ホーリー・トリニティの内陣には彼の墓がある。河畔にあるローヤル・シェークスピア劇場(1961年以前はシェークスピア記念劇場と呼ばれた)は1879年に建てられたものが焼失したのち1932年に再建されたものである。この劇場はローヤル・シェークスピア劇団の本拠として常時文豪の作品を上演し,また毎年ここでシェークスピア・フェスティバルが開かれ,イギリスの演劇活動の一つのメッカとなっている。64年に文豪の生誕400年を記念してその生家の隣に,研究と教育のための施設としてシェークスピア・センターが創立された。なお,アメリカ合衆国コネティカット州,カナダのオンタリオ州にもストラトフォードという町があり,それぞれシェークスピア劇のフェスティバルが催される。
執筆者:笹山 隆
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新