精選版 日本国語大辞典 「ストラボン」の意味・読み・例文・類語
ストラボン
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ギリシアの歴史家、地理学者。「地理学の父」とよばれる。小アジアのポントスのアマセイアに生まれる。各地方を旅行し、とくにローマとエジプトに長く滞在したが、晩年は故郷で過ごした。ストア派の哲学者でもあり、また歴史家として47巻に及ぶ歴史書を書いたが現存しない。しかし、当時知られていた世界について述べた17巻の『地理学』は、その大部分が現存し、いわゆる科学的な地誌の手本となった。たとえば、まず地球一般、ついでスペインから各地方を記述するという手法は、近代ヨーロッパの地誌においても守られた。またそれまでのギリシアの数理地理学的傾向と異なり、自然地理や天文学を軽視し、とくに地理と歴史のかかわりを重視し、彼自身の観察のほか、各地の神話や伝承を多く取り入れている。ギリシア、ローマの作家による多くの著作も引用されており、とくに現存しない作品が知られることから、古代史の史料として貴重である。
[島 創平]
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前64頃~後21頃
ローマ時代の歴史家,地理学者。小アジアのポントス地方出身のギリシア人。ローマ,エジプトに長く住んだ。その著『地理学』(Geographia)は地中海世界各地の史実,伝承を豊富に含み,古代史研究の貴重な史料となっている。
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… 前5世紀までのローマ美術は,エトルリア美術およびマグナ・グラエキアのギリシア美術の影響を強く受け,いまだ独自性を有しておらず,その活動も活発ではなかった。このような状況をストラボンは,〈昔のローマ人は,美しさに気を配ることはなく,より大きなもの,より必要なものに心を奪われた〉と記している。しかし,前3世紀タラスやシュラクサイ(シラクザ)の征服によってギリシア美術の優品がローマに将来され,ローマ人はギリシアの美術に直接触れることになる。…
※「ストラボン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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