スバールバル[諸島](読み)スバールバル

百科事典マイペディア 「スバールバル[諸島]」の意味・わかりやすい解説

スバールバル[諸島]【スバールバル】

北極海の東経10°〜35°,北緯74°〜81°にあるノルウェー属領。スピッツベルゲンSpitsbergen諸島(西スピッツベルゲン島,北東島,バレンツ島,エッジ島)とベア島などからなり,大部分は標高300〜600mの台地で,90%は氷河におおわれている。漁業のほか,石炭採掘が行われる。12世紀にバイキングが発見し,1596年にウィレム・バレンツが来島。その後ノルウェー,ロシア,スウェーデン3国の共同統治下にあったが,1920年ノルウェー領となる。6万1022km2。2394人(2011)。
→関連項目ノルウェーバレンツ海フランツ・ヨシフ[諸島]北極地方

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世界大百科事典 第2版 「スバールバル[諸島]」の意味・わかりやすい解説

スバールバル[諸島]【Svalbard】

北極海に位置するノルウェー領の島群。北緯74゜~81゜,東経10゜~35゜にあり,四つの大島と多数の小島を含む。総面積6万2000km2,人口3100(1996)。全体の60%を氷河が覆い,冬は流氷が包む。白夜は127日間。1925年にノルウェー領になった。最大の島スピッツベルゲンSpitsbergen島の中・南部には炭鉱があり,ノルウェーとロシアがそれぞれ採掘している。1975年にロングヤービエンに空港ができ定期便が飛び,夏は観光船が訪れる。

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