セレー(読み)せれー(その他表記)Sérrai

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セレー」の意味・わかりやすい解説

セレー
せれー
Sérrai

ギリシア北部、マケドニア地方セレー県の県都。人口5万6145(2001)。ストルマ川下流左岸流域に位置し、タバコと綿花取引の中心地。ラテン名セラエSerrae, Serhae、ビザンティン帝国時代はシリスSiris、オスマン帝国時代はシロスSirozといった。ヘレニズム時代からの都市で、ビザンティン帝国時代に繁栄した。1345~71年にはセルビア王国の首都となった。1368年オスマン帝国が占領し、1913年より一時ブルガリア領を経てギリシア領となった。アクロポリス廃墟(はいきょ)やビザンティン帝国時代の要塞(ようさい)や教会などが残る。

[真下とも子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む