ソシュール(Horace Bénédict de Saussure)(読み)そしゅーる(英語表記)Horace Bénédict de Saussure

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ソシュール(Horace Bénédict de Saussure)
そしゅーる
Horace Bénédict de Saussure
(1740―1799)

スイスジュネーブ生まれの地質学者。ジュネーブアカデミー教授。1786年にヨーロッパ・アルプス最高峰モンブランに初登頂したパッカールMichel-Gabriel Paccard(1757―1827)とバルマーJacques Balmat(1762―1834)の応援をし、翌1787年には自らも登頂した。山岳古典として有名な『アルプス紀行』Voyages dans des Alpes(1780~1796)の著があり、近代登山の父といわれている。

[徳久球雄]

『近藤等訳『アルプス紀行』(『世界山岳全集 第1巻』所収・1961・朋文堂)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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