ソルボリシス

世界大百科事典 第2版 「ソルボリシス」の意味・わかりやすい解説

ソルボリシス【solvolysis】

溶液状態の化学反応で,溶媒分子が反応物の溶質分子に作用して起こす分解反応あるいは複分解反応で,加溶媒分解あるいは溶媒化分解ともいう。溶媒が水,アンモニアアルコール,液体シアン化水素などのとき,それぞれ加水分解アンモノリシスアルコーリシスシアノリシスなどといい,次のような例がある。妹尾 学】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

化学辞典 第2版 「ソルボリシス」の解説

ソルボリシス
ソルボリシス
solvolysis

加溶媒分解ともいう.溶質が溶液中で溶媒と反応することをいう.水による加水分解,アンモニアによるアンモノリシスエタノールによるエタノリシス,酢酸によるアセトリシスなど,溶媒の種類によって特別な名称でよばれることが多い.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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