タカノツメ(鷹の爪)(読み)タカノツメ(英語表記)Evodiopanax innovans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タカノツメ(鷹の爪)」の意味・わかりやすい解説

タカノツメ(鷹の爪)
タカノツメ
Evodiopanax innovans

ウコギ科の落葉小高木で,イモノキとも呼ばれる。山地に生え,幹は直立して,高さ3~5mになり樹皮平滑灰褐色をしている。葉は3小葉から成る複葉で,短枝の先に集ってつく。夏,短枝の先に花軸を伸ばし,上部は分枝し,枝先に球状の散形花序をつける。タカノツメとはこの木の冬芽の形に基づき,またイモノキは材が柔らかいためである。また,タカノツメという呼称ナデシコ科のツメクサ,ベンケイソウ科のオノマンネングサトウガラシ一種にも使われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android