出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「チベット文字」の意味・読み・例文・類語
チベット‐もじ【チベット文字】
インド系文字にならって7世紀に成立した表音文字。左横書きで、基本字は、子音字30、母音記号4からなる。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
チベットもじ【チベット文字】
中華人民共和国のチベット(西蔵)自治区を中心にその隣接地域に広く分布するチベット族がチベット語の文語を書くのに用いる文字。チベット語ではプイィbod yig(以下ローマ字は原則としてチベット文字によるつづり字のローマ字転写)という。7世紀,中国史料によるところの〈吐蕃〉王国を創始したソンツェン・ガンポ(581‐649)が,伝承によれば大臣トゥンミ・サンボタthon mi sam bhoṭaをインドに派遣し,インド系文字を範とし,当時の中央チベット(ウーツァン(衛蔵)地方)のいずれかの方言の発音に基づいて作らせたといわれる。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
百科事典マイペディア
「チベット文字」の意味・わかりやすい解説
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
チベット文字
チベットもじ
Tibetan script
チベット語を書くのに用いられる固有の文字。グプタ文字を母体としてつくられた。最古の文献は8世紀のものである。子音字 30と母音記号4から成る表音文字で,書体には,有頭体と呼ばれる印刷用のものと,無頭体と呼ばれる筆写用のものとがある。パスパ文字やレプチャ文字はチベット文字を基にしてできたものである。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
チベット文字
チベットもじ
インド文字の一種を模して,7世紀ごろ創作された文字
子音字30と母音記号4からなる。ソンツェン=ガンポが仏教の輸入のために作らせたという伝説がある。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報