チュイルリー宮殿(読み)チュイルリーきゅうでん(英語表記)Palais des Tuileries

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チュイルリー宮殿」の意味・わかりやすい解説

チュイルリー宮殿
チュイルリーきゅうでん
Palais des Tuileries

パリのセーヌ河畔,ルーブル美術館の隣にあるフランス王宮アンリ2世の妃カトリーヌ・ド・メディシスが建築家 P.ド・ロルムに命じ,1564年に宮殿を造営したのに始る。次いで 16世紀には J.ビュラン,J.デュセルソー,17世紀には L.ル・ボーによって増改築された。革命時代パリ民衆はこの王宮を占拠し,王権を停止した。ナポレオンルイ・フィリップの時代に再建。しかし 1871年のパリ・コミューンのおりに,その一部が焼失した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android