ティカル国立公園(読み)ティカルコクリツコウエン

デジタル大辞泉 「ティカル国立公園」の意味・読み・例文・類語

ティカル‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【ティカル国立公園】

Parque nacional Tikal》⇒ティカル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界遺産詳解 「ティカル国立公園」の解説

ティカルこくりつこうえん【ティカル国立公園】

1979年に登録されたグアテマラの世界遺産(複合遺産)。同国北部のペテン地方にある、マヤ文明の最大かつ最古の都市遺跡である。ティカル一帯には紀元前からマヤ人たちが定住し、熱帯雨林を切り開き、焼き畑農業によるトウモロコシ栽培を行っていた。4~8世紀が最盛期とされる。海抜250mの密林の奥深くにあるティカルの中心的な遺跡は、高さ51mのピラミッド型の「大ジャガー神殿」で、最上部の神殿入り口にジャガーの彫刻が発見されたことがその名前の由来である。このほか、同様にピラミッド型である「仮面の神殿」「双頭の蛇の神殿」などが残されている。◇英名はTikal National Park

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

百科事典マイペディア 「ティカル国立公園」の意味・わかりやすい解説

ティカル国立公園【ティカルこくりつこうえん】

グアテマラ北部,ペテン地方にある国立公園丘陵地の密林の中に,前6世紀から後10世紀にいたるマヤ文化の巨大な都市遺跡がある。中央の広場を中心に,高さ約70mの階段状ピラミッド〈双頭の蛇の神殿〉をはじめ,〈ジャガーの神殿〉〈仮面の神殿〉などの神殿や宮殿がいくつも建つ。周辺地域には住居跡も散在し,建造物は約3000にものぼる。古代マヤ文化の壮大な都市設計を示す遺跡。1979年,世界遺産(文化・自然複合)に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android