テワンテペック(読み)てわんてぺっく(英語表記)Tehuantepec

日本大百科全書(ニッポニカ) 「テワンテペック」の意味・わかりやすい解説

テワンテペック
てわんてぺっく
Tehuantepec

メキシコ南部、オアハカ州の町。テワンテペック地峡の太平洋岸、テワンテペック川下流部に位置する。人口1万6179(1978)。南約10キロメートルに港湾都市サリナ・クルスがあり、同市とメキシコ湾岸のコアツアコアルコスとの間に地峡鉄道が通じる。丘を背にしたヤシの多いスペイン風の町。住民のサポテカ人ではサイザル麻ハンモックの利用が多い。テワンテペック川上流20キロメートルにダムが完成し農業開発が進展。東26キロメートルにあるフチタンとともに、民族衣装豊かなサポテカ人の美人が多い町とされる。

[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android