精選版 日本国語大辞典 「ディベルティメント」の意味・読み・例文・類語
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西洋音楽において楽曲のタイトルに使われることば。18世紀にオーストリアや南ドイツ、とりわけウィーンの作曲家たちによって器楽曲のタイトルに好んで使われた。従来は、軽い性格をもつとか、娯楽的な作品を意味するといった面が強調され、わが国でも「嬉遊(きゆう)曲」という訳語が適用されていたが、この時期の音楽生産の全貌(ぜんぼう)がしだいに明るみに出てくるにつれ、かならずしもそうではないことがわかってきた。またこの概念は、形式とか楽器編成とか楽章配列などの点でも、なんら一定のものを意味するわけでもないことが近年指摘されている。すなわち楽器編成を例にとっても、ディベルティメントは、弦楽器だけの合奏、管楽器だけの合奏、弦楽器と管楽器の混ざった合奏、そしてそれらの多様な組合せ、クラビア(ピアノ)の入った合奏、クラビア・ソロのためなど、およそ当時のほとんどあらゆる編成で存在しえた。一方、この名称が地方的なものであることは、同一楽曲がパリや北ドイツなどではソナタとかクァルテットなどの名で伝承されていることから明らかである。そして1780年代ごろから、これまで広くディベルティメントとよばれていたのと同じ様式の楽曲が、ウィーンにおいても、その楽器編成によって、クラビア・ソナタ、トリオ、クァルテットなどとよばれるようになった。そうした新しい名称が一般化したのは、古典派の代表的で、いわば重厚なジャンルにおいてであって、その後ディベルティメントという名称は、娯楽的な軽いタイプの音楽にのみ残っていった。
[大崎滋生]
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