ディレクター(読み)でぃれくたー(その他表記)director

翻訳|director

デジタル大辞泉 「ディレクター」の意味・読み・例文・類語

ディレクター(director)

映画演劇監督演出家
ラジオ・テレビの番組担当者・演出者。
楽団指揮者楽長
[類語]監督演出家プロデューサー映画監督舞台監督助監督

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精選版 日本国語大辞典 「ディレクター」の意味・読み・例文・類語

ディレクター

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] director )
  2. 演劇や映画などの監督、演出家。
    1. [初出の実例]「大使館の紹介状を持して、コメデー、フランス座に、デレクターを訪ふ」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉大陸旅行日記)
  3. 楽団などの指揮者、楽長。
  4. ラジオ・テレビの番組担当者、演出者。
    1. [初出の実例]「木戸さんみたいな凝り屋のディレクターないわ」(出典:恋の泉(1962)〈中村真一郎〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディレクター」の意味・わかりやすい解説

ディレクター
でぃれくたー
director

職種によって異なるが、指導者、重役、演出家、監督、指揮者などの意。日本ではとくに、舞台芸術、映画、放送の演出家をさして使う。歴史的にはアメリカの演劇用語として、舞台製作の過程なかで、具体的な芸術表現のすべてに責任を負う職能(演出家)にまず使われ、興行に関して全責任を負うプロデューサー(製作者)とは区別された。イギリスではプロデューサーが演出家をさすことばであったが、第二次世界大戦後は、このアメリカ流の用語、ディレクターが使われるようになった。映画界でも、ディレクター(映画監督)とプロデューサー(映画製作者)の職能は早くから分化した。

 日本の場合、このことばが日常のなかで定着し頻度高く使われているのは放送界である。第二次世界大戦後、日本の放送はアメリカの占領政策のもとに発展したため、ディレクターということばがきわめて自然に浸透し、ドラマに限らず、すべての番組で使われている。

鳥山 拡]

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